【退屈は罪】1分で笑わせろ

こんにちは。じゅどです。

ここ数日間毎日狂ったようにブログを書いています。

 

たくさんの方に読んでいただいているようで本当にうれしく思います。改めてありがとうございます!

これからも世の中のおじさんのラブリー化を目指し、がんばっていきます!

 

今日のタイトルは、ベストセラーのビジネス書「1分で話せ」をちょっとパロって「1分で笑わせろ」としてみました。

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ということで、今日のテーマは「笑い」です。

皆さん最近人を笑わせていますか?

美しくない人でも、うまい冗談をポケットに入れていれば成功する。

いっぱいポケットがいるけどね。

アンディ・ウォーホル 

世界的デザイナーアンディ・ウォーホルの言葉を引用させていただきました。

おじさんになったらどんなシーンでも人を笑顔にできるジョークを一つや二つ話せるのがマナーだと思ってます。

とはいえ、笑いを取るというのは結構ハードルが高いというのも事実。

初対面の相手に単に好印象を与えるだけの当たり障りのないコミュニケーション法は色々なところで解説されていると思いますが、笑いをテーマにしたものはあまりないように思えます。要はそれだけ難しいってことですよね。

今日は敢えて難しいとされる、相手を思わずクスッと笑わせてしてしまうようなテクニックをご紹介できれば思います。

(実践してみたけどスベったというクレームは一切受け付けていませんので、ご了承ください)

 

ちなみに本日紹介するテクニックは、僕自身のオリジナルもありますが、水野敬也さん著書の「ウケる技術」のエッセンスをふんだんに取り入れています。もっと詳しく知りたいということはこちらの本をオススメします。

ウケる技術 (新潮文庫)

 

本日紹介するテクニックはこの3つ

・粋なツッコミ編

・粋な自分ツッコミ編

・粋な切り返し編

 

・粋なツッコミ編 

笑いを語る上で欠かせないのがツッコミです。日々の生活の中でコミュニケーションを円滑に進めるためにはツッコミはかかせない存在です。

ですが、単に「なんでだよ!」などと騒いでいるだけではあまりにも芸がありません。今回はそんなツッコミをダメなパータンといいパータンでケーススタディー方式で紹介し、それぞれについて解説していこうと思います。

 

シーンは飲み会の帰り際に店の前で雑談している時です。

NG例

女子「じゃあ私〇〇さんと温泉旅行行っちゃお~」(腕を組みながら)

おじさん「いやいや、そういうのは・・・」(デレデレ)

女子(つまんない男だな・・・冷めるわ)

 

良い例

女子「じゃあ私〇〇さんと温泉旅行行っちゃお~」(腕を組みながら)

おじさん「〇〇ちゃん、こういうのは順番ってものがあるんだからね?

女子「順番って!笑」

 

粋なツッコミができるようになるためには、ツッコミの本質的な理解から始める必要があります。

このツッコミというのは、いうならばコミュニケーションにおける相手を立てるサービスだと考えていいでしょう。

あくまでサービスなので自分が気持ちよくなるわけではなく、相手に気持ちよくなってもらうのがツッコミの基本です。

あなたは今面白いことを言ってそれを私は理解している」というスタンスを取りつつ「これこれこういう理由で面白い」とつっこむことで、相手も安心と手ごたえを感じ気持ちよくなることができるのです。

特によくしゃべる相手やウケを狙いにいくタイプがいたらどんどんつっこんであげましょう。「なんでだよ!」「おかしいだろ!」みたいなツッコミも、もちろんいいのですが、今回のケースのように敢えて相手の話の腰を折らずにかぶせてつっこんでいくことで、より相手を立てるサービスに変換することが可能です。

 

・粋な自分ツッコミ編

自ら笑いを取りにいくことで、思い切りスベってしまう。そんなことを誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。ですが、これはあなたが勇気を振り絞って一歩踏み出した証であり、その行為自体は素晴らしいのです。

そんなあなたの勇気を無駄にしない、スベった時にリカバリーできるのが自分ツッコミです。

 

NG例

おじさん「 まさに布団が吹っ飛んだ!ってやつだな~w」

周り(シーン・・・・)

おじさん(やってしまった・・・)

 

良い例

おじさん「 まさに布団が吹っ飛んだ!ってやつだな~w」

周り(シーン・・・・)

おじさん「・・・って言ってるやつがさっき駅でボコボコにされててさぁ!

周り「www」

 

違いはわかりますね?NG例では、あえて寒いギャクで笑いを取りにいったのですが、不発に終わり周りには気まずい空気が流れました。しかし良い例では寒い雰囲気に自らツッコミを入れることでうまいことリカバリーしています。

 

ここで大事なのは空気は読むものではなく作るものだということです。

 

ツッコミをしてくれる人がいる場合はいいですが、そいういう人がいない時は敢えて自分をツッコミ役にすることで場の雰囲気を一気に柔らかく、自ら空気を作ることができます。

やってしまったなと思ったら、素直にスベったことを認め、ちょっと大げさなぐらい自分に対してツッコミをいてみましょう。ピンチをチャンスに変えるとはまさにこのことなのです。

 

・粋な切り返し編

あるアメリカの選挙番組での出来事です。

共和党からは女性候補者のジェニファーと、民主党から男性候補者のスティーブがそれぞれ出演しています。(名前が思い出せないので仮名です)

候補者は会場の両脇にある台に一人ずつ立ち、お互いの政策についてディスカッションをするスタイルです。

司会者「では、ジェニファーから、スティーブの政策についてどう思う?」

ジェニファー「彼の政策は、あまりにもチープよ。全く国民のことが見えていないわ。そもそも彼の提唱する〇〇は〇〇な点に問題があり〇〇なのよ。」

 

ジェニファーは彼の政策を的確かつ強く批判し、会場には緊張した空気が流れました。

 

司会者「スティーブ、彼女の意見に対して反論はあるかい?」

ティーブ「はい、ジェニファーがおっしゃることは確かに的を射ています。彼女はとても賢く、頭脳明晰で、本当に非の打ち所がないほど素晴らしい人間です・・・ですが、今日着ている赤のドレス、これだけはちょっといただけないな。

 

会場は一気に大きな笑い声と拍手に包まれ、ジェニファーも手を上げて(あなたにはかなわないわ)といった表情で、その後は大変リラックスした状態でとてもいいディスカッションが行われたとのこと。

 

このようにセンスのいい切り返しは、緊張した場面をほぐすだけでなく、会場にいる人も対戦相手でさえも味方につけることができます。これぞまさにユーモアの力です。

 

残念ながらこういったアドリブ力をつけるには、本や映画をたくさん見たり、色々な人と会話しながら鍛えるしかなさそうです。

会話の中で単に相手への受け答えや意見を言うだけでなく、あえて面白く返すならどう答えたらいいかな?と、サービス精神を持って考える癖をつけることで鍛えることはできるはずです。訓練次第ではうまく会話を転がし、笑いを取るチャンスに変えることは必ずできますので、ぜひ意識して取り組んでいただければと思います。

 

最後に

 妻はよく夫のジョークを聞いて笑うが、それは気の利いたジョークだからではなく、妻の気が利いているからだ。

~ジグ・ジグラー~

小説家「ジグ・ジグラー」の言葉を引用させていただきました。自分のジョークが優れていたと思っていたら、それは相手の気遣いによって成立していたというお話です。

 

特にこのブログを読んでいるようなおじさん世代は、自分の方が立場が上で会話をすることが多いかと思います。相手が笑ってくれているからといって、調子に乗って話しすぎないようにしましょうね!それでは!